12月12日、青森市で開催された青森県支部会議に参加しました。「地域枠を考える」をテーマに、青森県内の医療について充実した意見交換ができたと思っております。
自治医大は義務年限でへき地へ送り出してしまう、という「結果的に」優れた現場臨床教育システムによって支えられてきた一側面があると思います。しかし、へき地医療は自治医大がやる、と決めたことで、それ以外の医師はへき地医療をしなくてもいい、という依存構造が生じた可能性もあります。このことによって失ったものも大きかったのではないでしょうか。本来、へき地医療は自治医大だけが取り組む問題ではなかったはずです。
へき地医療だけではなく、救急医療も小児・産婦人科医療も、総合診療も、役割を決めることで失うことがあることも、決して忘れてはいけません。
地域医療の崩壊を論ずる時、単なる医師不足に結論を求めるのは拙速すぎるのではないでしょうか。地域枠に新たな役割を担わせるのではなく、すべての学生・医師がこれから地域医療をどうしていくか、よく考える時期が来たのではないかと痛感しました。
地域医療の方法 articulation ご紹介ありがとうございます。
みなさまへ
活動を終了しました。
長い間お世話になりました。
今後の活動は 地域家庭診療センター 武蔵国分寺公園クリニック開設準備室 で紹介しています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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